テレビ東京の島田昌幸社長は、2008年5月29日の定例会見で、気象庁の緊急地震速報が強い揺れの後に発表されたことについて、「お粗末な限り」と苦言を呈した。
島田社長は、速報について「最初の1、2秒が大事」としたうえで、「(遅れが)続くようだと、せっかくのシステムが信頼されなくなる」と指摘。「徹底して見直し、技術的な再検討を加えて完全なものにしてほしい」と述べた。
地震速報は、07年10月から運用が始まった。が、08年4月28日の宮古島近海を震源とする地震、5月8日の茨城県沖を震源とする地震ともテレビでの速報が間に合わず、その運用について疑問が噴出していた。