自衛隊機派遣に「拒否反応」 中国ネットで「軍人の入国許さない!」

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   日本政府は中国・四川大地震の被災者救援のため、自衛隊機を派遣する方針を決めた。国際緊急救助隊を派遣した際には、中国国内での日本の評価が急上昇、ネット上でも「中日友好」といった好意的な書き込みが相次いだが、今回は状況が異なるようだ。自衛隊への警戒感が強いのか、一転して「ありえない!そんなの要らないよ」「どうして自衛隊で来る必要があるんだ?」といった拒否反応が相次いでいる。

コメントが1000件以上寄せられる

中国のネット上では「自衛隊機派遣」に冷ややかな意見が相次ぐ
中国のネット上では「自衛隊機派遣」に冷ややかな意見が相次ぐ

   町村孝官房長官は2008年5月28日、中国側から北京の日本大使館を通じて、救援物資とその輸送について自衛隊の活用を含めた協力要請があったことを明らかにした。

   町村官房長官は記者会見のなかで、

「自衛隊のテント・毛布等を自衛隊機で中国の空港に運んでもらいたいという趣旨と私は理解している」

と話しており、自衛隊が現地で活動することはない模様だが、被災地で不足している毛布とテントの輸送について、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)のC130輸送機を活用する方向で検討が始まっている。

   中国の各メディアは、共同通信や産経新聞などの報道を紹介するかたちで、「中国への自衛隊機派遣」を次々に報じたが、日本政府が08年5月中旬に国際緊急救援隊を派遣したときの「歓迎モード」から一転、ネットユーザーのあいだで「拒否反応」が出ている。

   ポータルサイトに配信された中国青年報の記事にはコメントが1000件以上寄せられ、「両国が永遠に戦争がないことをひたすら願います」といった「穏やか」な書き込みもあるものの、

「日本の軍人が中国の地に足を踏み入れることを絶対に許さない!!!」
「日本の畜生が来るのかよ? 俺は(自衛隊を)嫌悪するけどね!」

と冷ややかな反応がほとんど。

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