「追及スタイルがきわめてブログ論壇的」
「諸君」5月号では、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が自身の連載「ネット論壇時評」で「(共産党の)追及スタイルがきわめてブログ論壇的」と、ネット上で支持されている原因を分析。
さらに、5月21日の毎日新聞夕刊は、「ウルトラCなるか?!」という大見出しで、最近の動向を特集、やはり志位委員長の長文インタビューを掲載している。
もっとも、このような動きが直ちに「党勢拡大」につながっているかどうかは疑問だ。
世論調査による支持率を見ると、ここ1年ほど2%前後を推移している(朝日新聞調べ)からだ。例えばここ半年では、少なくとも8回の世論調査が行われているが、支持率1%だったのが2回で、支持率3%だったのが1回。残り5回の支持率が2%。「2%周辺を行ったり来たり」という状況で、「登り調子」といった様子ではないのだ。
志位委員長は前出の毎日新聞のインタビューで
「ネットの可能性は大いに開拓したい。でも、やっぱり一番は中身。中身抜きでテクニック云々ではありません」
とコメントしているが、「ネット人気」が実際の世論に近づくまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。