「2ちゃん」はヤミ金の顧客予備軍?
ITジャーナリストの井上トシユキさんによれば、02年頃からカネの貸し借りに関する多くのスレが「2ちゃん」で立ち始め、ヤミ金に関する研究や、多重債務回避法などが語られていたという。それがユーザー同士のカネの貸し借りに発展。さらにヤミ金業者が関わるようになったのではないか、と見る。
最近のアングラビジネスはネット化、IT化が顕著だ。暴力団系のヤミ金システムでもコンピュータによる顧客管理が行われている。そういう連中から見れば、「2ちゃん」は顧客予備軍の膨大な巣窟と見えるだろう、と指摘する。
「違法性が指摘され、実際に検挙事例が出るなどするまでは、新たなビジネスモデルとして継続され、どんどんやり方が洗練されていくのではないか」
と井上さんは心配している。