思いもかけぬ眼病の危険 紫外線がビルや路面に乱反射

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   都会では紫外線による意外な危険が潜んでいる。ビルや路面で反射し、全方向から紫外線を浴びるからだ。とりわけ、日焼け止めを塗ることができる肌と違い、無防備な眼には紫外線がダイレクトに入り込み、眼病を引き起こすこともある。

都市部では朝7~8時と、夕方4~5時に多く浴びる

ビルや路面の反射による紫外線にも注意が必要だ
ビルや路面の反射による紫外線にも注意が必要だ

   医療品メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンは、紫外線が眼に与える影響を金沢医科大学と共同で調査した。それによると、太陽を背にしている場合でも、眼は一日中紫外線を浴びていることが明らかになった。特にビルや路面に紫外線が反射する都市部では、全方向から浴びる可能性が高い。

   都市部と地方(金沢)の比較も行った。地方に比べて都市部では朝7~8時と、夕方4~5時に、紫外線を多く浴びるという結果になった。

   調査はジョンソン・エンド・ジョンソン本社ビル前広場(東京都千代田区)で2007年8月5日と9月22日に実施。マネキンの顔部に紫外線センサーを埋め込み、眼に入射する紫外線の強度を日の出から日の入りまで計測した。

   紫外線が眼に入ると、黄斑変性症、白内障、翼状片、紫外線角膜炎といった眼病の原因になると言われている。紫外線から目を守る対策は、どのようなものがあるだろうか。

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