大会主催者という立場のせい?で口が重い
いわば、今回は「被害者」という立場の両新聞社だが、両社とも高校野球大会主催者ということもあって、一様に口が重い。
毎日新聞社長室広報担当は、J-CASTニュースの取材に対して
「当該事案については、常葉菊川高校に調査を求め、回答を得た上で適切に対応しました」
とのみ文書で回答。セクハラがあったことは否定しなかったが、詳細については明らかにしなかった。
朝日新聞社にも5月8日正午頃に取材を申し込んだが、同19時現在、回答は寄せられていない。ただし、読売新聞が5月8日朝刊で報じたところによると、朝日新聞社は読売新聞の取材に対して
「この(セクハラ被害の)件には答えられない」
と答えたという。
常葉菊川高校にも電話取材を試みたが、1分間ほど保留音が続いた後に、電話に出た女性が
「担当者が会議中なので対応できない。会議はいつ終わるかわからない。めどがたたない」
と繰り返すばかりだった。
セクハラ報道を受け、日本高等学校野球連盟(高野連)08年5月8日、静岡県高野連に対して、学校側に事情を聴くように指示したことを明らかにした。週明けにも、静岡県高野連から報告を受ける予定だ。
「文春」の取材に対してはセクハラを全面否定していた森下監督。高野連による事情聴取結果に注目が集まりそうだ。