「100万人」?が思いを寄せるレイ
J-CASTニュースで確認できた限りでは、現在行われているオークションの中では、少なくとも2件が20万円強の値段が付いており、いずれも入札数は80件~100件にのぼる。それ以外にも、15万2000円で落札されたケースもある。このオークションでは13人が入札しているが、そのうち実に5人が10万円以上を提示している。
もっとも、この「綾波レイブーム」は、事前に予見されていたとの見方もできそうだ。「序」の劇場公開が始まった07年9月1日、日本経済新聞朝刊1面のコラム「春秋」は、こんな書き出しで始まっている。
「綾波レイに思いを寄せる男性は日本中に100万人はいるだろう。冷淡なほど無口で無表情な14歳の謎の少女。包帯姿で現れた現代の女神は日本アニメの申し子だ。その儚(はかな)げな存在感の内には、決然とした『迷いのなさ』を秘めている」
「100万人が思いを寄せる」綾波レイなだけに、この盛り上がりも不思議なことではないのかも知れない。