若いカップル、外国人の観光客が大きく増えた
「観光客が増えているのは、1つは高尾山の観光地としての魅力。それと今回『ミシュラン』で3つ星を頂いたことで、多くのメディアや口チコミで情報の発信が飛躍的に増えたことです」
とJ-CASTニュースに話すのは八王子市観光課。同課によれば、これまで高尾山のハイキングには中高年の客が多かったが、「ミシュラン」に紹介されることで、カップルなどの若者客、外国人の観光客が大きく増えたという。
しかし、こうした「高尾山ブーム」で観光客が増えたことで、問題も浮上してきている。
市の関係者は「『ミュシュラン』と結び付けたくないが、ペットボトルのゴミや、写真撮影をするために登山道を外れて植物を痛めつける客も増えてきている」と明かす。
さらに、07年の遭難事故は43件に上り、例年の倍近くに増えた。市観光課は「サンダルで来られる方もいるが、山は山である、ということを認識して、ムリをしない欲しい」としており、07年からホームページなどで登山のルールを守るよう呼びかけている。