芸能活動を長期休養するのではないか、と報じられている人気俳優の小栗旬さん(25)だが、所属事務所のトライストーン・エンタテイメントはJ-CASTニュースの取材に対し「休養は2~3週間程度」であることを明かした。2008年6月には通常の活動に戻るのだという。ただし、ファン達は、小栗さんのここ1、2年の超多忙な仕事ぶりに「過労死しそう」と心配していて、「2~3週間程度ではリセットは難しい」との声も出ている。
「忙しすぎた。燃え尽きました」
小栗旬さんの休養は2~3週間程度と見られるが…
小栗さんは2007年12月6日、声優を務めたアニメ映画「サーフズ・アップ」舞台あいさつで、「今年は疲れすぎたんで、来年は大きく休みを取って大きく休もうと思ってます」などと発言。これは「休養宣言」だとマスコミは騒ぎ、理由について様々な憶測を生んだ。最も騒がれたのが「失恋」。交際していたとされる女優の香椎由宇さんが俳優のオダギリジョーさんと電撃結婚を発表。その痛手を引きずっているというのだ。また、沢尻エリカさん並の「わがまま」説もあって、
「最近の若いタレントは、なだめすかして機嫌を取らないと働かないってことです」(日刊ゲンダイ08年4月26日)
などという記事も出た。
ただし、07年の先の記者会見で小栗さんが「忙しすぎた。燃え尽きました」などと話したように、小栗さんのスケジュールは超ハードで、07年だけでも映画は「キサラギ」や「クローズZERO」など4本に出演。舞台では蜷川幸雄さん演出の「カリギュラ」など2本。テレビドラマは「花より男子2 リターンズ」「花ざかりの君たちへ?イケメン♂パラダイス」などに相次いで出演。「貧乏男子」(ボンビーメン)は08年4月まで収録が続いた。
「この1年は仕事に走り続けてきた」
そんな小栗さんの前代未聞の超多忙ぶりを取材スタッフが200日間追った、TBS系「情熱大陸」が07年11月に2回にわたって放送。セリフは総て記憶するという完璧主義者。「来た仕事は総て受ける」というポリシーから映画や芝居、ドラマの仕事が重なり、のた打ち回りながら生きている姿が映し出された。その壮絶さにネットでは「過労死するんじゃないか?」「休めよ!」などという反響が出た。
小栗さんの所属事務所、トライストーン・エンタテイメントはJ-CASTニュースの取材に対し、長期休養などと報じられているが、休むのはトータルで2、3週間程度。その休みの間にもラジオの生放送などのスケジュールがポツポツ入っているため、完全な休暇というわけではない、と話した。それでも休暇を取る理由は、
「連続ドラマ出演など、この1年は仕事に走り続けてきた。そのため、『小さな休暇』を取ることになりました」
と説明した。08年6月にはこれまで通りの芸能活動を再開するのだという。また、休暇の中身については公表しないそうだ。しかし、小栗さんの芸能活動を知っているファンからは、「あの忙しさの後の休養が、2~3週間程度では充分とは思えない。『情熱大陸』での彼のキレ方を見ると、今後が心配になってくる」 という声も出ている。