日本産「母の日」カーネーション 原油高と輸入に押されピンチ

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「品質がよくなり、国産との差が縮まっている」

   産地は主に、中国、コロンビア、トルコだ。店長は、「品質がよくなり、国産との差が縮まっている。素人には、違いがわからない」と話す。

   また、保存方法が進化したことも、外国産の増加に拍車をかけた。10日から2週間くらいは保存ができ、空輸によるダメージはほとんどないようだ。

   同店では、国産カーネーションも販売している。平均200~250円、特殊な品種は350円と外国産の2倍以上だ。国内に流通している国産の割合は約6割だ。後継者不足や相次ぐコスト増から、廃業する生産者が後を絶たない。国産カーネーションはもうだめなのか。

   カーネーションを専門とした種苗会社、フジ・プランツ(愛知県一色町)の鈴木善和社長は、「外国産では作られていない希少な品種を育て、オリジナル色を出していくしかない」と話す。最近では、ベージュ、グリーン、アプリコットの色が市場では人気で、高価格で取引されている。赤や白の定番タイプに比べて量は限られるが、隙間を狙って生き残るしかないようだ。

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