橋下知事が変えられなかったら大阪は終わり?
大阪の有権者は、橋下知事が本気なのかどうか、死ぬ気でやるのかどうか、信頼に足る人物なのかどうかを見ている。その回答があの演説だった。島田さんは演説について一通り説明したあと、「(演説は)それが勝負や!」と口調を強めた。すると、込み上げるものがあったようで、改まった顔をしてカメラに向かい、こう宣言したのだ。
「橋下知事が結果だせなかった場合は、4年後私が、大阪府知事になります」
ただし、その場で話した「公約」は、1年以内に赤字を無くすため、御堂筋にETCを使った料金所を8個作るとか、「大文字焼き」をパクッた「犬文字焼き」を作るといった冗談のようなものだった。島田さんは、
「こんなふうにされたくなかったら、あと3年半(橋下知事を)見守りましょう。大阪の偉い人は、橋下知事が変えられなかったらこの街は終わりや。大阪が変わるラストチャンスや、と言っている」
と橋下さんにエールを送った上で、
「アカンかったら、4年後は私が!」
と、再び言い切った。冗談めかしてはいたが、まんざらウソでもないようだ。