日本テレビ系「行列のできる法律相談所」で、司会の島田紳助さんが「4年後、私が大阪府知事になります!」と2回宣言した。同番組のレギュラーだった橋下徹大阪府知事を、3か月ぶりにスタジオに招いての発言だった。番組では、橋下知事が選挙に出る際に島田さんに相談、演説の仕方などを教わっていたことなども明かした。
選挙演説は島田紳助のアドバイス
島田紳助さんから演説のアドバイスを受けた橋下知事
島田さんの発言は2008年4月27日放送分。橋下知事を3か月ぶりにスタジオに招き、開口一番、
「今、大阪府議会議員の嫌われ者ですから」
と橋下知事を紹介した。橋下知事が新しいことをしようとしても、既得権を持つ議員に嫌われる。大阪府は現在そういう状態で、だから大変なのだと説明した。そうした中で、なぜ橋下知事が立候補に至ったのかタネ明かしする、と島田さんは語りだした。
橋下さんが大阪府政について勉強したところ、政策の矛盾によって、このままでは5兆円の債務が増え続けていくことがわかった。状況があまりにヒドく、保守系では誰も立候補する人が出なかった。実は、島田さんも少しは立候補を模索していたらしいが、「誰がなるんねん!?」と「スイッチ」を切った。橋下知事も「1000%出ない」と言った。しかし、誰も立候補する人がいないことに業を煮やし、誰かがやらねければならないと、橋下知事が思わず「男気」のスイッチを押し立候補したのだという。島田さんは、
「そもそもの失敗はそこから始まった」
と解説。爆笑を誘った。
立候補に際し、橋下さんは島田さんに相談に行ったのだという。パワフルな語り口で話題になった演説は、島田さんに教わったもの。演説の中に政策論が乏しい、とバッシングされたが、島田さんのアドバイスは、
「寒い冬に、街頭で政策を話しても難しい。有権者の心は引き付けられない」
というものだった。