コンビニ大手のローソンが2009年春の新卒採用で、中国人を中心とした外国人を大量採用する。他のコンビニ大手にそうした動きはなく、ローソンはなぜそうした戦略を取るのだろうか。
08年比5倍のアジア人採用を予定
コンビニの外国人採用が話題に
ローソンは、J-CASTニュースの取材に対し、アジアからの積極採用は08年から始めている。2008年春の新卒採用のうち10人がアジア人で、内訳は9人が中国人、1人がベトナム人だと答えた。09年春には110‐130人の新卒を採用する計画で、このうち30人~50人が中国人を中心としたアジア人になるそうだ。08年の5倍の採用ということになる。
中国人を中心に採用するのは、日本にいる留学生が圧倒的に多いからだ。同社が外国人の積極採用を決めたきっかけは、応募してくる留学生の能力が非常に高く、「落とすにはもったいない」という声が人事部門から上がっていたため。企業としての国際化、開かれた企業を標榜する中で、外国人採用の明確な企業方針を打ち出したのだという。