レールや自動列車停止装置など10億円以上の投資が必要
銚子電鉄はJ-CASTニュースの取材に対し、
「私達はいま『ぬれ煎餅』に支えられていますが、あくまで本業は鉄道。経営を立て直すには鉄道に投資し、土台をしっかりさせなければならないのです」
と話した。緊急を要した整備は「ぬれ煎餅」の売り上げや寄付金などで何とかクリアできたが、全体に老朽化が進んでいて、レールの整備や、自動列車停止装置の装備など、今後、10億円以上の投資が必要だという。
そして一番の心配事は、ブームの終焉だ。「ぬれ煎餅」が話題になって以降、全国から年間20万人以上の客が電車に乗りにきて、「ぬれ煎餅」を買っていくようになった。 しかし、銚子電鉄はこんな不安をもらす。
「この人気がいつまで続くのか、リピーターになっていただけるのか。だから、一過性のブームで終わらせないように、観光と結びつけるなど、何らかの展開が必要になっているのです」