団塊大量退職に悩む紳士服業界 「おしゃれ」スーツで巻き返し

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   いま、百貨店の多くの紳士服売り場は閑古鳥が鳴いている。百貨店で取り扱うスーツの主流は5万円以上と、「実用品」としてのスーツを求める若いサラリーマンや「就活」中の学生には、ちょっと手が出づらい。百貨店にとっては、客足が遠のいて売り場が縮小され、品揃えも限られてくる。そしてお客が専門店に流れるという悪循環だ。

   オンリーは「最近は低価格のスーツも苦戦。しかし、だからといって5万、7万、10万円以上する高級紳士服がまったくダメかといえば、そうでもない」といい、2極化傾向にあると分析している。これまでのカッチリとしたビジネススーツは素材や着心地にこだわり、また10万円を超す価格帯のスーツにはカジュアルの要素を取り入れたデザインにするなど、「今後はスーツのファンション化が進む」と指摘する。

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