巨大掲示板「2ちゃんねる」に2008年4月16日17時30分頃から翌日の午前2時まで大規模なネットワーク障害が発生し、閲覧やカキコミができなくなった。なぜサーバーがダウンしたのかについて「2ちゃんねる」内では、サイバーテロ説が唱えられ、仕掛けたのは中国か韓国かで「祭り」が始まり、管理人のひろゆきさんがショックで気絶し病院に運ばれた、などというデマも流れた。
中国のサイトに「2ちゃんを攻撃する!」と書き込み?
「2ちゃん」ひろゆき氏が気絶したというデマも出た
「2ちゃんねる」にサーバーを納品し、管理しているレンタルサーバーの「BIG-server」は、08年4月17日2時過ぎに「ネットワーク障害復旧のお知らせ」を出した。それによるとネットワーク全体が重くなる現象が08年4月16日17時30分頃に発生し、数回にわたりネットワーク機器の再起動によって08年4月17日午前2時にサーバーは復旧。
「障害の原因はネットワーク基幹部分の機器の不調によるもの」
と説明した。
サーバー復旧中にもかかわらず「2ちゃんねる」へのカキコミが「ちゃねらー」によって断続的に行われていて、「何が起こっているんだ?」「これは2chの終焉か?」などと大騒ぎになった。サーバー障害の原因として真っ先に挙げられたのが、中国からのサイバーテロだった。
「中国の2ちゃんねる?みたいなとこに『2ちゃんねるのVIP攻撃する!』」って書き込みあった」
などというカキコミも現れ、中国犯人説が横行する。このところ「2ちゃん」では、中国の農薬入りギョーザ事件や、チベット問題などで中国を叩きまくっていたため、中国が仕返しとして仕掛けてきたのではないか、というのだ。