デモ隊と警察のにらみ合い状態が続く
中国政府側も、外務省の姜瑜報道官が、4月15日の記者会見で
「フランス側が中国国民の声に耳を傾けるよう希望している」
と述べるにとどまり、特に不買運動に歯止めをかけようとする発言はなかった。
北京在住のジャーナリストがJ-CASTニュースに明らかにしたところによると、08年4月16日午後の時点で、横断幕を準備した一団が目撃されているが、警察とのにらみ合いの様な状態が続いており、まだ実際のデモ活動が行われるには至っていないという。
さらに、不買運動を呼びかけるケータイメールには、そのほとんどに「このメールを他の人に転送してください」との文言が含まれており、急速にチェーンメール化が進んでいるという。
実際の不買運動が始まるまでには、あと2週間あるが、今後の運動の広がりに関心が集まりそうだ。なお、現時点では、日本製品に対する不買運動は起こっていないという。