将来お客になってくれればいい
高級ブランドがネットを活用し始めたことについて、日本通信販売協会の担当者に話を聞いた。
「ネットでの通販や情報発信によって、ブランドへの間口を広げている。若者を取り込み、未来の顧客として育てる作戦だ」
今すぐ購入してもらえなくても、親しみをもってもらい、潜在的顧客を増やす、という作戦らしい。
アメリカでは宝飾店「ティファニー」が、子供用のジュエリーからハイジュエリーまで幅広い値段の商品を販売し、幼少期から顧客を取り込むことに成功している。
この傾向はアメリカで数年前から進んでいるというが、日本ではまだ始まったばかり。潜在顧客にまでアプローチしようというのだから、ブランドの大衆化は今後ますます進みそうだ。