●「なんで救急車呼ばんかったか!」父親が怒鳴り込む
A子(5歳)が、ズックが脱げかかりその拍子にころんで机の角にぶつかり、眉の横を切った。その日は新しい大きいサイズのズック(ぶかぶかであった)に替わったばかりだった。母親に怪我の状態を連絡し、希望の病院へ職員が連れて行き、母親にも直接病院に来てもらう。2針縫う処置だった。
翌日に父親が「なんで救急車呼ばんかったか!」と怒鳴り込んでくる。
「頭の中に傷が残ったらどうする。MRIを撮れ!」などと電話や直接来所して大きな声で脅すように言うので担当医師と面談してもらった。医師に対しても「傷が残ったらどうしてくれるんだ」と怒鳴った。保育所に対しては「●月●日まで文書で回答せよ」と迫る。
女性ばかりの職場であるので大きな声で怒鳴られると職員も怯え、ますます要求がエスカレートしてきた。