「応援演説、やってもらおうと思っています」
広末さんは応援演説に登場するのか
これだけ近い間柄なだけに、選挙準備には、広末さんもかなり協力しているようなのだ。
広末さんとは「前々から(出馬について)話をしていました」という三村さんに話を聞いてみると、
「ポスターの撮影をするにあたって、腕のいいカメラマンを紹介してもらったり、名刺のデザイナーも紹介してもらいました。本人には『蝶のロゴマーク』をデザインしてもらいました」
と明かす。ロゴマークは、「未来と変化」をイメージしているのだという。選挙ではいつも話題になる応援演説については
「間違いなくやってもらおうと思っています」
と断言するが、実際の依頼作業などは、もう少し「解散風」が強くなってから、ということのようだ。
神奈川2区が「注目選挙区」となる理由は、「ヒロスエ効果」だけではない。同選挙区からは、菅義偉・前総務相の出馬が見込まれており、いわば三村さんが「刺客」という立場になるからだ。菅氏は、自民党では「選挙対策副委員長」という肩書きも持ち、三村さんからすれば、かなりの「強敵」となることが予想される。この点について三村さんにぶつけてみると、
「これまでと全く同じ選挙のやり方では、10年20年かかっても勝てません。自分は地元の人間だと言うこと(菅氏は秋田生まれ秋田育ち)や、若さ(菅氏は59歳)といった点で違いを出していきます。政策を官僚に依存している『口利き型』の自民党政治では、本当の行政改革はできません。だから政権交代が必要なんです。これまで選挙に行っていない若い人や女性に対して、特に訴えていきたいです」
と抱負を語っていた。
もっとも、「ヒロスエ効果」については、
「幅広い層の皆さんにアピールしていくのが重要ですから、若年層に訴求する(広末さんの)部分だけを大きく取り上げられても…」
と、やや慎重な様子だった。