コメ価格ジワリ上昇 消費量も拡大? 

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「2ケタの伸びとはいかないが、コンスタントに売れている」

   ところが、最近になって情勢が変わってきた。いまのコメ価格の上昇は備蓄米の買い増し効果によるところが大きいが、コメ市況の専門誌を発行する米穀データバンクは「コメの消費が増えるという期待が大きい」とみている。まだデータとなって表れてはいないが、実際にスーパーなどのコメの売れ行きはよくなっているそうだ。

   コメの売れ行きについて大手スーパーのイトーヨーカ堂は、「2ケタの伸びとはいかないが、コンスタントに売れています」と話す。小麦など原材料の高騰で、パンや麺・パスタ類の価格が上がっているなかで、相対的に安くなったコメが消費者に見直されている、という見方も出ている。

   ただ、値上がりがみられるコメは新潟産や魚沼産(新潟)のコシヒカリや、宮城産や岩手産のひとめぼれなどの一部の「ブランド米」だ。農水省が調べたコメの卸売価格によると、「あきたこまち」は07年10月に比べると3円下落して3389円(精米10キログラムあたり)、山形産の「はえぬき」は11円下落して3247円(同)、福島産「ひとめぼれ」も20円下落の3278円(同)。産地や銘柄によっては、まだまだ安価で手に入る。

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