対馬から韓国・釜山まで50km離れても届く
総務省移動通信課によると、「韓国の基地局から、強力な電波が発信されているかもしれない」という。日本国内の基地局から発信される電波は最大20W。電波が届く範囲は3~5km圏内だ。対馬から韓国・釜山まで49.5km離れていることから、相当強力な電波であることが窺える。
また、気象条件も影響する。雲が低く、海の波が少ない場合、雲と海が鏡の役割をして電波がジグザグに反射し、遠方まで届くことが考えられるという。
海外の電波が割り込んだ場合に、総務省は各国と調整を図るが、今回は「件数も少なくおおごとにはなっていない」(移動通信課)として事態を静観している。
一方NTTドコモは韓国の通信事業者団体に対し、電波の調整を要請した。