サブウェイのサンドイッチとのすみわけできるか
ところで、サンドイッチはコンビニの売れ筋商品のひとつ。そこが気になるが、ファミマは「三角サンドが主流なので、(サブウェイのサンドイッチとの)利用者のチョイスは広がると思う。マイナスにはならない」とみている。サブウェイの利用者の多くは女性なので、その人たちにコンビニのサンドイッチも食べてもらおう、という思惑もある。
サブウェイも、「当店のサンドイッチは価格で平均400円弱なので、(三角サンドとの)棲み分けはできると思います」と話す。
セブンイレブンは、07年6月から展開しているフライドチキンなどの店内調理店を現在の3000店から8000店に拡大する。「フライヤー」と呼ばれる調理器具を導入して、フライドチキンや牛肉コロッケ、から揚げ、アメリカンドック、フライドポテトなど、つくり立ての温かいものが食べられるのが利用者に好評で、一般の店舗よりも増収効果が大きかった。セブンイレブンによると、こうしたフライヤー商品の売上げは1日1か店平均で約1万5000円。「単純に考えても、この分の売上げがプラスになる」と話す。
J-CASTニュースがコンビニの「ファストフード店」化について聞くと、「コンビニはより便利に、より利用者のニーズにあった、地域性や、たとえば最近であれば食の安全・安心に配慮しながら、品ぞろえや店づくりを行っている。こうした変化に対応はするが、コンビニがファストフード店になるようなことはあり得ない」(セブン&アイホールディングス広報センター)と、きっぱり否定した。