野口さんに賛同するコメントが相次ぐ
この記事をめぐっては、同サイトのコメント欄に「深く感謝、共感します」「チベットを愛する野口さんの勇気ある発言には感服いたしました」といった野口さんに賛同するコメントが相次いでいる。
最近では、チベット支援活動で知られる俳優リチャード・ギアさんがラジオやテレビ番組で、中国政府が誤った対応を取る場合は北京五輪をボイコットすべきだと呼びかかけたほか、サルコジ仏大統領がボイコットについて3月25日に質問され、「全ての選択肢が残されている」と述べ、場合によっては開会式をボイコットすることもありうるとの考えを示している。また、08年3月28日の一部報道では、ポーランドのトゥスク首相が五輪開会式を欠席する意向を明らかにしたという。
国際的には、ラサでの騒乱について重大な人権弾圧が行われた、とする意見が大勢だ。しかし、中国国内ではどうやらそうは思われていないらしい。
08年3月28日の中国英字紙チャイナデイリーは、ラサのチベット仏教寺院ジョカン寺の僧侶が「政府の言っていることはうそだ」などと外国メディアの記者に訴えたことについて、「僧侶の抗議は矛盾している」「一方的な僧侶の抗議が海外記者によって大々的に報じられたが、記者は僧侶の発言の真実性をチェックしていない」などと報じた。