浜崎、倖田が女王の座から転落したため?
首位から遠ざかっていた理由については、このように分析する。
「彼女は、ライフスタイルというか、その私生活を含めて、普通の女の子に人気がありました。結婚・出産がその人気に影響することはなかったのですが、離婚は人気に影響を及ぼすことになったのだと思います。離婚でモチベーションの低下があったのでは」
安室さんは97年10月に結婚、翌年5月には長男を出産したが、02年に離婚。それ以外にも99年には、母親が車ではねられて殺害されるという惨事に見舞われてもいる。これらのマイナス要因がモチベーションに影響し、低迷が続いていたのではないのか、という見方だ。そして、今回の「首位奪還」については
「離婚などから時間がたって、『吹っ切れた』ということで、モチベーションが戻ったのでは」
と推測する。もうひとつの理由が、「クイーン不在説」。加藤さんによると、
「世論は『クイーン』を待望するもので、これまでは浜崎あゆみさんや倖田來未さんがその役割を果たしてきました。ところが、お二人は最近では『クイーンの座』にあるとは言い難いのでは」
と、浜崎さんの持病や倖田さんの「羊水発言」で、事実上女王の座から転落したことから、安室さんが「空席のポスト」に滑り込んだ、という説だ。
スキャンダルで「失脚」した形の倖田さんだが、コンサートツアーの準備を進めている様子も伝えられており、復権も遠くないとされている。浜崎さんも、デビュー10周年ツアーとアジアツアーを控えている。この二人が復活して初めて、安室さんが本当に復活したかが明らかになりそうだ。