農水省は「品薄状態は楽観視できない」
北海道の農畜産物を流通・販売するホクレン農業協同組合連合会によると、08年3月から道内では生乳の生産量が回復している。また森永乳業の広報担当者は、「クリスマスやバレンタインといったイベントが去り、消費のピークが一段落したので、今後は店頭での品薄状態が解消されるだろう」と話している。
一方農水省は、「08年度には生乳を増産する予定だが、蛇口の水のようにひねればたくさん出るものではないため、楽観視できない」と慎重だ。
大手乳業メーカーは、バターの価格を08年4月から順次値上げすることを発表した。雪印乳業は8%、よつ葉乳業バターは9%、森永乳業は200gあたり35円値上げする。