「AKB48」今度は生写真景品 購入煽るとネット上で批判

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「違法性はない」と東京ニュース通信社

   そこで、ヤフーオークションで「AKB48 生写真」を検索してみると、3月24日夕の時点で、最も高いもので、渡辺麻友さんのサイン入り生写真が1万円の入札値が付いていた。このほか、多田愛佳さん、河西智美さんのサイン入りが5000円ほどの値だった。サイン入り以外は、100~3000円ぐらい。写真集価格の20倍の5万円に達するには、1万円の生写真が5枚そろわなければ難しいが、写真集が2500円であるため、景品全体で売り上げの2%を越える可能性は出てくる。景品表示法上、グレーとみなされる可能性がある生写真の特典なのだ。
   これに対し、東京ニュース通信社の担当編集部では、

「生写真は、販売価格として値を付けておらず、値段予測も不可能で、公正取引上は問題ないと考えています。ポスター44枚そろえるなどという売り方とは違って、同じ商品を多数購入させるものではなく、4冊すべて異なるものを制作しています。違法性はあるとは認識しておらず、正当に販売していると考えています」

と話している。

   消費者法に詳しい一橋大学の松本恒雄教授は、こう語る。

「子供向けのおまけで何が入っているか分からず、全部そろえるにはいっぱい商品を買わなければいけない、というよく似た商法があります。この場合、それだけでは法律違反にはなりませんが、商売の仕方としては、欲望を駆り立てるような売り方はよくないという言い方はできると思います。写真集の場合、ストレートに商品を売ればいいのであって、おまけを付けて買わせるのはどうかと思うからです」
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