「緑の東京募金」は緑化プロジェクト推進の「原動力」
「暑い東京」を変えよう!「緑の東京募金」のWEBサイト
プロジェクトは、(1)東京港の玄関口に新たに設ける、東京ドームの約19倍の公園「海の森」を整備する(2)10年間で街路樹を100万本に倍増(3)都市公園を300ヘクタール以上、海上公園を110ヘクタール新たに開園する(4)水辺の緑化率を90%以上、水辺の緑化面積130ヘクタールを整備する(5)小・中学校や都立学校、幼稚園などで300ヘクタールの校庭を芝生化する(6)ビルの屋上や壁面、鉄道の敷地、駐車場の「すきま緑化」など都市空間の緑化で400ヘクタールを確保する――を目標にしている。
「緑の東京募金」はさまざまな緑化プロジェクト推進の「原動力」になる、という位置づけだ。校庭の芝生化も植樹による緑化も資金がなくては進まない。募金は08年3月7日時点で、7812万3974円に達した。しかし、8億円(2010年まで)の目標額に対して、まだ10%にも満たない。
このため、一人でも多くに参加してもらおうと、東京都は「功労者」に感謝状を贈呈。また先に開かれた東京マラソンでは東京ビッグサイトに「緑の東京募金」ブースを設けて募金を呼びかけたほか、ランナーには完走記念グッズとして「緑の靴ひも」をプレゼント。PRに力を入れはじめた。
3月26日には「緑のバスツアー」を実施する。東京駅から「海の森」整備予定地を経て、内堀通りの街路樹の緑を愛で、芝生化された校庭を見学に中野区の小学校を訪ねる。参加者には「緑の東京募金」に協力してもらうとともに、バスツアーの実施に伴って排出される二酸化炭素(CO2)を、オフセット(相殺)する取り組みにも参加してもらう。