「テレビは違うんですか?」と太田総理が反撃
そして、日本人に一番欠けているのは「想像力」「妄想力」で、これこそを養うべきだと強調した。理由としては、テレビ番組の企画や企業の企画書を見ると、どれもみな内容が似通ったものばかりだからだそうだ。
「みんなインターネットから引っぱってきて、映像を持ってきて、全部インターネットのパクリなんですよ。インターネットと違うところで文化は生まれてくる」
一方で、テレビも「見るとバカになる」と言われた時代があった。太田総理は、大量のテレビ番組を作ってきた張本人に、
「テレビは違うんですか?」
と質問。テリーさんは慌てた表情になり、
「テレビもダメですね・・・(見る時間は)ほどほど・・・」
と口を濁らせた。太田総理は、
「テレビを一日見ていてもバカにならないと思うんですよ。そこから得る情報は貴重だ」
と話し、やがてネットもテレビのように「頭が悪くなる」と言われることが少なくなるはず、という考えを示した。
番組では最後に、テリーさんの「公約」を認めるかどうか決を採った。参加者20人のうち、賛成が9人で反対が11人となり、「否決」された。テリーさんはこの結果に呆然とし、
「時代が、ついてきていないですね」
ネットでは、今回の番組について取り上げる掲示板やブログが多く、「2ちゃんねる」にもスレッドが立っているが、はっきりとした考えを示す人は少ない。