米軍の兵士と思われる人物が、子犬を崖に投げて殺す場面がユーチューブ(YouTube)などの動画投稿サイト上で広まり、「残酷な行為」に対して、世界中で批判の声が上がっている。ユーチューブには、この行為を批判するコメントが殺到し、米軍も調査に乗り出す事態にまで発展した。
世界各地から批判や罵詈雑言がたくさん書き込まれる
子犬を崖に投げて殺す米兵の動画に世界中から批判の声が
この「衝撃映像」は、アメリカ兵と思われる人物が子犬を崖に向かって「砲丸投げ」のように投げ込むというもの。
子犬を手にした兵士は、「かわいい子犬ちゃんだろ?」といい、撮影者は歌うようにして「ほんとかわいい、かわいい子犬ちゃん~」と復唱、兵士が思い切り子犬を崖に向かって投げ飛ばす。子犬は空中にいる間はキャンキャンと鳴き声を上げているが、落ちると共に聞こえなくなる。
騒動の発端は、この動画が「ユーチューブ」にアップされたこと。米国の報道によれば、批判の拡大とともに「ユーチューブ」では「規約違反の映像」として削除されたようだ。
しかし、この映像を見た人たちがよほど怒りを覚えたのか、この動画のコピーが「ユーチューブ」に相次いでアップされている。そして、コメント欄では兵士への次のような批判が殺到している。
「なぜ世界からアメリカ人は嫌われているかと思っていたが、この海兵君がアメリカを本当に象徴しているよ」
「なんておぞましいんだ。彼は厳罰に処するべきだ!!!」
「アメリカ人は自由と正義のために戦っている???そうは思わないね!!!」
コメントを見る限り、米国以外のユーザーからも批判や罵詈雑言が多数書き込まれており、子犬を投げ殺した米兵は世界中を敵に回してしまったようだ。
また「ユーチューブ」とは別の動画投稿サイト「BREAK」にもこれと同じ動画がアップされ、ここだけでも2008年3月6日時点で100万回以上再生された。