「AKB48」の「悪魔の握手会」商法 「ファンに多大の負担」宣言

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握手会は「光速で流され」、ファンは立ち止まれない

   さらに握手会そのものについても、その題名が示すように、ファンには立ち止まらせないとして、「あなたは光速で流される」「剥がす人、剥がされる人の地獄絵巻」などとナレーションを流していた。

   AKB48は、従来のアイドルグループとは違って、テレビ、CMに依存しないのが特徴だ。東京・秋葉原にある「AKB48劇場」という拠点を作り、毎日のように行われるライブと劇場やネットでのグッズ売り上げを主な収入源にしている。AKB48のその斬新なアイドル売り込み戦略は、メディアからは「宝塚歌劇団」スタイルとも呼ばれている。

   ところが、主な収入源が、若い世代のファン層になったことから、今回のようなトラブルが出てきたようだ。

   高額な商品としては、劇場で販売されるガチャガチャにも批判が出ている。カプセルに当たる300円のボールには、ランダムで「アタリ」も入っている。が、500~600個分ダンボール1箱の15~18万円分相当も買えば、その中に必ず12~16個「アタリ」が入っているというのだ。「アタリ」とは、ライブチケットやメンバーとの2ショット撮影などの景品だ。

    村千鶴子東京経済大教授(消費者法)は、「違法性があるとは言えないかもしれませんが、非常識な売り方をすれば、世の中が受け入れないのではないでしょうか。販売現場で、心理操作による不合理な買い物があったとすれば、考えなければならない問題」と話す。これに対し、劇場の支配人は、J-CASTニュースの取材に対し、「あくどい商売をしていることはありません」と反論している。

   J-CASTニュースでは3月3日、こうした一連の商法について、AKB48をプロデュースした作詞家の秋元康さんに取材を申し込んでいる。

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