血液不足「どげんかせんといかん」 榮倉・市川が若者に献血アピール

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   献血者数が少子化の影響で毎年減少を続ける中で、日本赤十字社が若年層に向けて献血を呼びかける「いっしょに献血キャンペーン」を2008年から始めることになり、08年3月2日、記者発表会が東京・港区の同社本社で開かれた。

   冬のキャンペーンで広報キャラクターを務めた女優の榮倉奈々(えいくら・なな)さん(20)に加え、「友達と一緒に献血を」というキャンペーンの趣旨にちなんで市川由衣さん(22)が「友達役」として新たに登場した。榮倉さんは、08年春スタートのNHKの朝の連続ドラマ「瞳」の主演が決まっている一方、市川さんはテレビ朝日系ドラマ「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団」で活躍中。「旬の女優」2人が顔をそろえた。

少子化の影響で献血者数が毎年減少を続ける

榮倉さん(左)と市川さん(右)が献血を呼びかけた
榮倉さん(左)と市川さん(右)が献血を呼びかけた

   榮倉さんは

「前回広報キャラクターをやってみて、献血は手軽にできる社会貢献なのだと実感しました。渋谷の献血ルームで献血をしたときは、家族連れの方が多かったのですが、家族連れの皆さんは、とてもリラックスした様子でした。次に献血するときは、家族などを誘ってみたいです。『一緒に(献血に)行こう!』というのが自然な社会の流れになれば」

と呼びかけていた。
   一方の市川さんは、マネージャーを誘って献血バスで献血をしたことがあるといい、

「友達に誘われると、安心して献血に行けるのでは。広報キャラクターに選ばれたので、責任を持って友達を沢山連れて行きたい」

と意気込んでいた。
   キャンペーン期間は08年3月1日から4月30日までで、期間中に友達を連れて献血に来た人のうち2000人に、二人が会見で着ていたTシャツが当たる。
   この時期は、(1)学校が春休みに入る (2)企業は人事異動などの繁忙期にあたる (3)花粉症が流行する、などで、輸血用血液が不足がちになるという。日本赤十字社の嶋本博司・血液事業本部統括副本部長は、献血者数が少子化の影響で毎年減少を続けていることに触れ、

「この状況をどげんかせんといかん」

と訴えていた。

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