有機野菜も卵も洗剤で洗え
生活環境改善のコンサルタント・創研の社長で理学博士の三浦博さんは、「毒ギョーザ」事件を目の当たりにして、
「日本の消費者も少し賢くなってきたのではないか」
と考えているという。食生活を守るため洗剤を使わないのは先進国では日本くらいで、当の中国でもセレブ層を中心に使われているのだという。アレルギーや内臓疾患、食中毒は野菜に付いた農薬やワックスなどが影響している例もあるようで、
「野菜の残留農薬など関係ないと思っていた人も、そうではないかもしれない、とうすうす気がつき始めた。無農薬野菜を求める消費者も多くなりそうだが、全て無農薬にならない以上、洗剤の使用をお勧めしたい」
と話している。
ちなみに、有機野菜に残留農薬は少ないものの、カビが繁殖して人体に悪影響が出る可能性があるため、洗剤を使ったほうがいいのだという。また、鶏卵を洗剤で洗えば、鮮度が長持ちするそうだ。