スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん(43)が2008年4月から大学の「客員教授」として学生の前で講義する。お得意のスピリチュアル・カウンセリングの講義ではなく、科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉」あたりらしい。
客員教授として、90分の講義を年間2~3回する
江原さんが講義するのは、08年4月に新設される、旭川大学(北海道・旭川市)の保健福祉学部。同大によれば、江原さんは客員教授として、90分の講義を年間2~3回する予定。科目名は「生命倫理」もしくは「コミュニティ福祉への招待」になる予定で、具体的な講義内容などについてはまだ決まってないという。
しかし、なぜスピリチュアル・カウンセリングの江原さんが大学で講義するのか。
同大入試広報課の担当者は次のように説明する。
「大学側からお願いしたのではなく、江原さんサイドからお話があったようです。江原さんは旭川に縁があるようで、山内(同大山内亮史学長)が共通の知人を通じて、07年7月にお会いしました。江原さんは、看護士からの相談が多く、終末期の患者さんとの接し方などについて相談も多くあるようです。そこで、保健福祉学部が新設されることもあり、『機会があればどうでしょうか』という話になりました」
講義では「スピリチュアル・カウンセリング」について直接扱うのではなく、あくまで「看護婦や看護士の実態や対処の仕方」が主なテーマになるようで、大学側も「スピリチュアル」を扱った講義として広報することはないという。