4コマ漫画の空白噴出しにセリフを自分で書き込む
4コマ漫画の空白噴出しにセリフを自分で書き込んで、その理由をいくつも説明するなどして、読解力、表現力、論理力、発想力、批判的思考力を養成するというものだ。
そんな中、学校の授業に「フィンランド式」を取り入れる学校も登場し始めた。
京都市教育委員会によれば、PISA調査で日本が順位を下げた読解力や論理的思考力を高めようとする動きが出ているという。国語の授業にフィンランドの国語の教科書を使う学校が市内で増え、教育委員会も07年秋にフィンランド式学習の専門家を招いて講演会を開いた。学校指導課の担当者は、
「文科省の学習指導要領でも読解力や論理的思考力に力を入れる方向になってきています。京都市では早めにPISA調査式の学習を取り入れたほうだと思いますが、ここ1~2年でフィンランドメソッドを独自に取り入れる学校も出てきました。今後も増えるかもしれませんね」
と話している。
フィンランドの在日本大使館は2007年6月に、フィンランド生まれでアニメキャラクターとして知られるムーミンが登場し、教育問題などについて日本語で学ぶことができるサイト「プロジェクト・フィンランド」を開設した。また、教育者向けのフィンランド視察ツアーなども開かれ、「フィンランドに学ぼう」という機運は高まっている。