統一教会の「偽ボランティア」? 資金集めでハンカチ売る

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統一教会は「SHINZEN」との関係を否定

   SHINZENの訪問販売は、ネットでも話題になっている。

   例えば、ブログ「こせきの日記」では、

「SHINZENの方がわが家に募金活動にいらっしゃいました。地雷被害者の子供のために、3000円で靴下とかハンカチとか買ってくださいとのこと。かわいらしいお嬢さんが、傘もささずに玄関先で『お兄さんの真心を!』みたいなこと言うの。サタンに心を乗っ取られた私としては、オタク風のおっさん向けメソッドがあるんじゃないかと疑わずにいられませんでした」

と協力を求める様子が紹介されていた。

   善意に基づくはずの「ボランティア団体」の訪問販売に対し、不審に思って断るケースも多い。が、中には、別のブログに「世間知らずの妻が、頼み込まれて1万円近くを募金した」との内容を書き込むコメント投稿者もいた。

   前出の弁護士連絡会メンバーの紀藤正樹弁護士は、「統一教会は、SHINZENのような偽ボランティア団体を、信者の訓練や研修として使っている」とみる。

「信者は霊感商法にいきなり行けるわけではありません。例えば、信者になりたての人とかボランティアならできる人もいるわけで、まず詐欺的商法の訓練をするわけです。また、(洗脳活動をする)ビデオセンターに行く前に配属し、研修として使ってもいるようです」

   紀藤弁護士によると、途上国に「見せ金」として数百万円の寄付をしているとしても、売り上げは、年に億単位あるとみられ、10億円あってもおかしくないという。「警察もその実態を解明しようとしており、当然、家宅捜索の範囲が広がると思います。統一教会本体にも及ぶ可能性があるのではないか」と期待を示す。

   J-CASTニュースでは、SHINZEN事務所や福祉ショップに取材しようとしたが、何度かけても留守番電話だった。統一教会広報部は、J-CASTニュースに対し、

「当法人は宗教法人であり、『SHINZEN』なるものとは関係がありません。また、営利事業を一切行っておらず、したがって『SHINZEN』が、統一教会の資金源というのは、誤った情報です」

とコメントしている。

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