液晶テレビ買い時はいつ? 37V型で7万円台も出現

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   ひところ「1インチ1万円」と言われたのがウソのように、液晶テレビの値段が下がっている。37V型が7万円台などといった例もそう珍しくないようで、「買い時はいつ?」が話題になっている。

   2008年2月上旬に都内の大型家電量販店を訪れると、国内一流メーカーの37V型液晶テレビが7万9800円で売られていた。ただし、展示品処分となっていた。その夜、閉店間際に再び訪れたら、「タイムセール」で新品の国内一流メーカーの37型液晶テレビが9万9800円だった。

40V型以上でも20万円を切った?

液晶テレビの「買い時」はいつだ
液晶テレビの「買い時」はいつだ

   先の二つの値段は「展示品」「セール」のもの。実際の市場価格はどうなのかと、価格比較サイト「価格.com」の37V型液晶テレビの人気アイテムランキング(08/02/04~08/02/10)を見ると、最安値で東芝の「REGZA 37Z3500」が14万2,480円、シャープの「AQUOS LC-37DS3」が15万3,300円、パナソニックの「VIERA TH-37LZ75」が14万3,800円だった。2,3年前の半値くらいまで下がっている。07年10月前後に発売された新製品のため、しばらくするとさらに値段は下がるはずだ。

   「日経トレンディネット」(08年2月13日)には、「40V型以上でも20万円を切った! ソニー、東芝など大画面テレビに激安価格が続出」という記事が掲載されている。それによると、価格が20万円を切っていてもフルHDパネル搭載、倍速駆動といった実力モデルが散見されるようになっていて、07年冬のバーゲンで買い損ねた人でも、

「これから買いたいという人にとっても、実は『買い時』が続いている」

と分析している。

   「2ちゃんねる」には液晶テレビの価格に関するスレッドが数多く立てられ、いつ買い換えるかを巡り議論が展開されている。

高機能の新型を選ぶか、「投売り」の「旧式」を選ぶか

   IT産業ビジネス情報サイト「WebBCN」の「WebBCNランキング」道越一郎編集長はJ-CASTニュースに対し、液晶テレビの価格は06年のサッカーワールドカップを境に一気に下がったものの、ここ1年は10%程度の値下がり(30V型~40V型未満の07年1月平均価格は14万8000円に対し、07年12月は同13万2千円)に落ち着いてきているのだという。そして、

「これからある程度の値下がりはあるものの、しばらく価格は安定するのではないか」

と予想している。理由は、フルハイビジョン、倍速、リンクなどの機能搭載が一般的になることと、薄型化がさらに進むと製造コストがアップするためだという。一方で、こうした機能が付いていない「旧式」液晶テレビの「投げ売りのような破格値」のものが、時々出るようになったのだという。

「高機能の新商品を買うか、『旧式』でも安い方を選ぶかは、それぞれの好みの問題ですね」

と話している。

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