長男虐待騒ぎの柳美里 J-CASTニュースに真相告白

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   芥川賞作家の柳美里さん(39)が2008年2月15日、東京・千代田区のJ-CASTニュース編集部を訪れ、長男虐待騒ぎの真相を1時間近くにわたって語った。柳さんは、長男(8つ)のほおを何度かひっぱたいたことは認めたものの、「虐待はしていません」と強調。また、「週刊女性」の新人男性記者を公式サイトの日記で罵倒したことについては、「問題はないと思って載せました」としたうえで、「子どもが分かる形で後をつけるのはストーキング」と改めて批判した。

「ひっぱたいたが、虐待はしていません」

J-CASTニュースのインタビューを受ける柳美里さん
J-CASTニュースのインタビューを受ける柳美里さん

   J-CASTニュースに「告白」したことについて、柳さんは、「ブログで書いたものについて紙媒体で主張するのは筋が違うと考え、ネット媒体を選びました」と説明する。柳さんはこの日、文芸評論家の川村二郎さんの告別式に参列した後に訪れたため、喪服姿でインタビューに答えた。

   柳さんの説明によると、長男には髪を切る癖があり日ごろから注意していたが、東京ディズニーランド周辺のホテルに滞在したとき、浴室から切った髪がたくさん出てきた。しかし、何を使って切ったかなどについて再三嘘をついたため、怒って「何度かひっぱたいた」という。学校を休ませたことは認めたが、長男が髪を切ったとしたハサミを探すなどしていたため間に合わなかったとした。また、朝食も昼食も与えなかったことも認め、「探していて食べる時間がなく、いつの間にか夕食時になっていた」と説明した。

   公式サイトの日記では、「朝7時から15時までひっぱたきまくり、学校休ませ、罰として朝食も昼食も与えていません」と過激な表現を使っていた。ネットで騒ぎが拡大したのはこのためだが、柳さんは、「ネットでは、より感情的な言葉を選んで書いているから」と弁解した。

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