「週刊女性記者はストーカー」 柳美里がサイトでケンカ売る

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週刊女性側は戸惑い隠せず

   一方、週刊女性側は、吹っかけられたケンカに応戦するのだろうか。

   週刊女性の太田裕子編集長は、J-CASTニュースの取材に応じ、次のように今後の対応を説明した。

「今までこのようなことをされたことがありませんので、正直、驚きました。しかし、こちらから、日記の部分を削除して下さい、困ります、などと申し上げることは、今は考えていません。対応については、まだ検討中です」

   ネットから紙媒体への反撃という慣れない事態に戸惑う様子がうかがわれたが、しばらくは静観する構えのようだ。

   取材方法に問題がなかったどうか聞くと、太田編集長は

「記者に確認しましたが、名刺が残っていることから分かる通り、きちんとあいさつして、きちんと取材したということです。家には行きましたが、柳さんが不在だったので、お手伝いさんの女性に名刺を渡しました。家の前で24時間監視したわけではなく、通常の取材活動の範囲内と考えています」

と答えた。

   長男への取材については、「まだ記者から十分に報告を受けていませんが、息子さんに虐待の有無を聞くようなものではなかったと思います。小学校の校門まで行ったとしても、様子を見ていたのではないかと考えています」と釈明している。そして、「有名人のお子さんだからどんな記事にしてもよい、と考えているわけではありません。一般人であり、将来ある身であることから、いろんな問題が起きないか考えながら、デリケートに取材しているつもりです。ですから、息子さんに張り付き、追いかけて、『ストーカー』ととらえられるような行為はしていないと思います」とした。

   太田編集長はまた、柳さんの過激な日記内容については、「日記に名刺の写真が載るのは、問題ないと言い切れませんが、いろいろなところで渡すので仕方がありません。ただ、記者の顔写真が見られるようアドレスを載せるのは行き過ぎなのでは」と述べた。主婦と生活社のサイトからは、顔写真が載っているページを削除して対応したという。ストーカーといった表現を名誉毀損などとは考えないかと聞くと、「取材していると気分を害して何らかの行為をする人もいますので、それを一つ一つ訴えるまではしていません。彼女に対しても、具体的に何かアクションをしようとは決まっていません」としたうえで、「個人のことをネット上でとやかく書くのはどうなんでしょうか」と疑問を呈した。

   現在は、柳さんへの取材には動いていないといい、今後の取材や記事化については検討中としている。

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