宮崎県の東国原英夫知事がテレビの番組で「ハニートラップに悩んでいる」と衝撃告白した。ハニートラップとは、女性がスキャンダル目的に知事に近付き、性的関係を結んだ後、週刊誌などにタレ込んで失脚させてしまおう、といった類のものだ。いったい何が知事周辺に起こっているのか。
「スキャンダルを週刊誌にタレこもうとしている」
東国原知事は「ハニートラップ」が悩みなのだそうだ
知事が出演したのは2008年2月7日のTBS系音楽番組「うたばん」。宮崎県のPRソング「宮崎てげてげ音頭」の作詞を知事が担当し、それを番組で歌手が歌う、という内容だったからだ。司会の石橋貴明さんと知事は、駆け出し芸人時代からの友達だそうで、冒頭から「ぶっちゃけトーク」が繰り広げられた。その中で出てきたのが「ハニートラップ」。知事への質問で「注意していること」という項目があり、芸人時代は「週刊誌」。現在は「知事としての言動」。そして「悩み」は、芸人時代が「髪」。現在は「ハニートラップ」だった。
石橋さんが「ハニートラップ?」と聞き返すと、神妙な顔で、お色気を使ったトラップ(罠)と説明。女性が近付いてきて性的な関係になった後、その情報を週刊誌に売り込む、という狙いなんだそうだ。その理由を知事はこう話す。
「(知事は)行政的にも政治的にも失敗は無いだろう。あとはスキャンダルで落とすしかない、というんで、お色気でワナが来るんです」
知事が遭遇した「ハニトラ」は、まず、宮崎県庁を見学に来た団体の中にあった。県庁の見学はこれまで中高年層を中心に30万人が訪れた。1日にだいたい1000人ほどだが、その中に、明らかに何かおかしい若い女性が紛れていたという。
「胸の谷間をお出しになっていて、『ウフッ!』って。マジです。一緒に写真とって~(腕に抱きつく姿)。名刺なんか出されて、電話番号とか書いてあるんですね」
さらに、現在独身の知事には結婚してほしいというお見合い写真が届く。その中にも「ハニトラ」と疑いたくなるものが含まれているのだという。