倖田涙の謝罪インタビュー 「軽率だった」と繰り返す

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   歌手の倖田來未さん(25)がラジオ番組で「35歳をまわるとお母さんの羊水が腐ってくる」などと発言した問題で、倖田さんはニュース番組にVTRで出演、涙ながらに謝罪した。一方、「申し訳ありませんでした」というストレートな言葉は少なく「軽はずみだった」「軽率だった」といった言葉を繰り返し口にした。

バッシングが予想外だったことを明かす

   倖田さんが出演したのは2008年2月7日放送のフジテレビ系「FNNスーパーニュース」。吉崎典子アナウンサーのインタビューに答えるかたちで、VTRで出演した。収録は2月6日、フジテレビ局内で1時間弱にわたって行われたという。

   倖田さんは黒のパンツスーツに白のシャツ姿で、「スッピン」に近い、薄い化粧で登場した。
   番組冒頭、倖田さんは

「軽率で申し訳なかったです。正直に話しますと、すごくあのー、びっくりしたところもありましたし…」

と、世間からのバッシングが予想外だったことを明かした上で、

「本当に自分の行動だったり、言動っていうのは、しっかりとしなければいけないと改めて感じさせられました」

などと反省の弁を口にした。

   さらに、このように「軽率だった」という面を強調した。

「すごく軽率というか、軽はずみな言葉だったので、どれだけ普段自分が軽い気持ちで言葉を電波に乗せて話してしまったのかなというのを改めてこうやって感じまして…。倖田來未の発言で傷ついた方たちに謝りたいな、っていう気持ちと、とにかくしっかり皆さんの言葉を受けての反省というものをすごくしなければいけないなとすごく感じていますね」

   発言の経緯についても「知識がなかった」などと釈明した。

「高齢になってくると出産が大変になってくる話とか、すごく子どもというのに自分自身が興味があって…。うちのマネジメントの子に早く子どもを産んで欲しいなぁ、という気持ちをと伝えたかった、というのがありまして…。それが、全く自分に知識がない中で、医学の知識がない中で、軽はずみな言動をしてしまったので…」

   あくまでも「真意が伝わらなかった」との立場だ。

「普段からのことばの使い方とかがやはり良くなかった」

   さらに、「普段から思っていたことが発言になったのではないか」などと突っ込まれると、

「本当に言い訳がましく聞こえるとすごくいやなんですけど、やっぱり、普段からのことばの使い方とかがやはり良くなかったとすごく思って…」

と、「言葉の使い方の問題だった」とした上で、ハンカチ出して涙をぬぐいつつ、疑問を「全面否定」。伝えたいテーマは「女性の愛や子ども」だと強調した。

「本当に心からそういう風に、一番、女性の愛だったり子どもだったり…。自分が今まで伝えたかったことっていうものだったので…。全くそういう(発言したような)ことは、本当に心から思ったことはなかったですし、全くそういう風に思ったことは一度もありませんでした」

   このように、「羊水発言」については「軽率だった」との発言を繰り返したが、「間違った発言だった」といった表現は見られなかった。インタビュー中「間違い」という言葉が登場したのは、以下のような「事実関係が間違っていた」という文脈のみだった。

「インターネットで羊水というものについて調べさせていただいたんですけど、全くもってそういう事実っていうのは載ってなくて、本当に、間違いを自分の口から世の中に伝えてしまったことを反省しています」

   今後の活動再開の予定については明言を避け、まずは「軽率さ」を直したい考えのようだ。

「自分の軽はずみな言動によって、たくさんの人を傷つけてしまったことっていうのを今後、二度と忘れることがあってはならないと思いますし…。冗談とかを大きく表現する癖があるので、そういう自分の言動をひとつひとつ見返していかないといけないのかなっていう風に今は感じているんですけど…」
「反省をして、また皆さんの前に立てる日を目指して、一生懸命…。一生懸命じゃないですね。反省をしっかりして、これから一日一日を送っていたいと思っています」
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