受験シーズンにちなんで大学関連の話題でメディアの誌面がにぎわう中、週刊文春が「私の嫌いな大学ランキング」を掲載した。そこには、いわゆる「有名大学」がズラリ。OL1000人に聞いた結果だが、専門家は「嫌われるのは、卒業生が学歴をひけらかす大学」と指摘、「ブランドへのこだわりが鼻につく」様子が浮き彫りになっている。
「何か言っても『でもさ』って必ず反論」は東大
東大は「嫌われるランキング」と「出世するランキング」両方で1位だった
週刊文春の2008年2月14日号(首都圏では2月6日発売)に掲載された記事によると、「出身大学原理主義者に悩まされる全国1000人のOL」に「私の嫌いな大学(またはその出身者)」を聞いたのだという。誌面では、ワースト18位までの21校が紹介されている。
それによると、ダントツの1位に輝いたのが東京大学(176票)。これに早稲田大学(138票)、慶応義塾大学(89票)と続く。4位以下は京都大学(29票)、明治大学(25票)、国士舘大学・青山学院大学(それぞれ20票)といった具合で、「ワースト3」が「大量得票」していることがわかる。
「大量得票組」の嫌われる理由は
「何か言っても『でもさ』って必ず反論してくる」(東大)
「空気を読まずに応援歌とかを歌い出す奴が多い」(早稲田)
「うちの役員会は3人が慶応。小賢しい奴が多い。リーダーシップは取れないが、ボスの後ろにぴったりくっついて、威張っている。ドラえもんの『スネ夫』みたい」(慶応)
なとど、「いかにもありそう」なもの。
その一方で、「地味」そうに見えるのにランクインしている大学もある。経営者がわいせつ事件を起こして逮捕された東京福祉大学(14位、10票)と福岡経済大学(18位、8票)、ラグビー部員が大麻所持で逮捕された関東学院大学(15位、9票)だ。不祥事という思わぬ形で脚光を浴びてしまっている。