ネット株上昇つかの間だった米ヤフー買収余波早くも熱冷める

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

ネット株上昇、早くも「確定売り」

   東証マザーズに上場するSNS大手のミクシィの株価は2月5日に反落した。2月1日に年初来最安値の106万円だった株価は、同4日に8万円高の114万円を付けたが、翌5日には前日比1万円安の113万円。6日には7万円も下がり、106万円に逆戻りしてしまった。

   新興市場を中心に上場するネット株は、粉飾決算やインサイダー取引など一連のライブドア事件以降、低迷を続けている。その後もたびたび有価証券報告書の偽装問題が発覚するなど、投資家から「信用」を失っていた。

   しかし今回「本家」ヤフーへの買収提案に刺激を受けて上昇、低迷する新興市場の牽引役でもあって、「これを機会に」と期待されたが、またしても不発に終わりそうだ。ただ、ある中堅の証券会社のアナリストは「ネット株は上がったかと思うと、スーっと下がる。短期間で利益を確定しながらもうける投資家が少なくないようです。ただ、こうした動きを繰り返しながら(株価が)上向けばいいので、そんなに悲観しなくてもいいでしょう」と話している。

1 2
姉妹サイト