吉本との印税配分はどうなる
これらを合計すると、田村さんの稼ぎは3億を超える、との見方もできそうだ。ところが、これらがそのまま田村さんの懐に入るのかというと、そうでもないようなのだ。ワニブックスの広報担当者によると、
「『印税10%』というのが業界では一般的ですが、今回は弊社と(田村さんが所属する)吉本興業さんとの契約ですし、事務所内でどのように(印税が)配分されているのかについては存じ上げません」
とのことで、「2億6000万円」に近い額が吉本興業に渡る可能性は高そうだが、それが田村さんに渡るかどうかは分からない、ということのようなのだ。
自叙伝「佐賀のがばいばあちゃん」が大ヒットした島田洋七さん(57)が、収益の配分をめぐって吉本と対立したことも報じられており、その動向が注目されるところだ。
さらに、漫画版の「販売元」はワニブックスなのだが、「発行元」は事務所系列の「よしもとブックス」。さらに田村さんの取り分が少なくなる可能性もある。
田村さんの「取り分」は、吉本興業に入った印税の「分担割合」に大きく依存することになるが、実際のところはどうなのだろうか。J-CASTニュースでは、吉本興業に取材を申し込んだが、回答はなかった。