「映像がどうなのかということをよく研究していた」
「橋下について、当初は『信じられない』『ホンマかいな』といった空気があったのはご存知かとおもいますが、有権者の方にご理解いただくために、17の基本政策を掲げてから、芝生のある小学校や介護施設に行ったりして、言葉で語るより、写真などで見てご理解いただこうと思いました」
劉氏はJ-CASTニュースに対してこのように話している。さらに、府知事選に勝った要因について質問すると、
「橋下がやりたかった、より多くの有権者に聞いていただくという説明ができた。また自民・公明党に地道な票集めを引き受けていただいた。エキスパートの力が最大限発揮された」
という答えが返ってきた。
自民党大阪府連会長を勤める中山太郎衆院議員は、2008年1月29日放送のテレビ朝日系番組のなかで、
「彼(劉氏)はいつもニュースの時間を絶えず気にしていた。プロだねやっぱり。映像がどうなのかということをよく研究していたでしょ。私は、一切口を出さなかったです」
「我々にしてみたら初めての経験でした」
「勉強します。改めて」
と述べている。
橋下氏は当選翌日の1月28日には、早朝から深夜にわたってテレビ・ラジオ約30番組に出演した。橋下氏の巧みな「メディア戦略」は府政にどう発揮されるのだろうか。