米メディアにコメント「日本人の仕業ではないだろう」
一方で、「ALL YOUR ASS ARE BELONG TO BASE」という文章が、英語圏のネット上で頻繁に使われている「All your base are belong to us」というジャーゴン(隠語)をもじった言葉との見方から、「英語圏のゲーマー」説も根強い。
「ハッキング行為」を報じた米メディア「インディベイ」の記事のコメント欄には、
「"All your base are belong to us"というジョークは5年前に人気だったから、日本人の仕業ではないだろう。英語圏の人だけが知っている言葉で、日本人は知らないだろう」
という指摘もある。
ちなみに、「All your base are belong to us」という言葉は、日本のゲームが英語版として輸出された際に、「占領した」達成感を表現する言葉が誤って英訳され、それ以降、英語圏のゲーマーがゲーム中の「勝利の雄叫び」に使う言葉になったという説が主流。いわば日本人の誤訳を「ネタ」にした言葉だ。
ハッカーが誰だったのかは不明だが、いずれにせよ日本人を示唆する「サイバー攻撃」が、反捕鯨団体に仕掛けられたのは確かなようだ。
なお、2008年1月21日現在、「シー・シェパード」のHP上では、「ハッキング行為」についての説明はない。