フジ側は「断定と肯定を避けるため配慮した」
フジ側の反論も検証委が発表している。「スピリチュアル」に関する部分についてフジ側は、「江原氏の、所謂『霊視』と言われるものを基にしたコメント部分に関しては、目に見えるものではなく、当事者しか認識し得ない部分ですので」断定と肯定を避けるため「伝聞調」にしたりテロップに「?」を入れるなど「配慮した」などと主張していた。
検証委は「フジテレビに強く自省を促す『意見』として公表することとした」と公表の経緯を述べている。
フジテレビ広報部は同21日、以下のコメントを発表した。「番組の制作にあたっては誠意をもって十分配慮をしてきたつもりですが、結果としてAさん(編集部注:記事中の「女性」)に ご心労、ご迷惑をおかけしたことをあらためてお詫び申し上げるとともに、ご協力頂いた出演者の皆様にも重ねてお詫び申し上げます。フジテレビとしては、今回の意見書を真摯に受け止め、今後の番組制作に役立てていく所存です」