3日間で25万人東京オートサロン クルマよりコンパニオンが「主役」

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「俄かカメラマン」が取り囲んで、ポーズをリクエスト

   とはいえ、確実なところでは3日間で24万人を超える人が集まる大イベント。会場内は熱気がムンムン。こうした来場者の最大注目の的は、ど派手にドレスアップしたクルマでも、レーシングカー並みの性能を持つ改造車でも、大きな音を出すオーディオチューンカーでもない。実はこれらのクルマの脇に立つコンパニオンたちなのだ。

   各出展者は目立ちたいという気持ち一心で、彼女たちに派手な衣装を与える。

   極端に生地の使用量が少ないもの、スケスケのもの、不思議な構造になっているものなど、まさに色とりどり。彼女たちも、そんなことは百も承知の上でコンパニオンに応募する。

   こうした派手なコスチュームのコンパニオンたちをプロ顔負けのカメラ機材を抱えた"俄かカメラマン"が取り囲んでおり、ポーズをリクエストする。中には彼女たちに親しげに話しかけるものもいる。そんな彼らに混じり、携帯電話を持った人たちも写メを撮る。コンパニオンと来場者との距離感が近いのが、東京オートサロンに人気がある最大の理由だろう。

   言葉は少し古いが、いわゆる"カメラ小僧"が支える東京オートサロン。新車販売の低迷が続くが、こうした熱気が自動車関連消費の拡大に向くことはあるのだろうか。

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