プラチナ27年ぶりの超高騰 どこまで上がる?

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プラチナ積立も人気

   プラチナ価格が高騰する最大の原因といわれるのが、世界的な産業用需要の増加。なかでも自動車触媒用の利用は、日本のプラチナ需要の約50%を占める。田中貴金属工業とジョンソン・マッセイ社の調査によると、06年に自動車触媒用に使用したプラチナは60万5000オンス、07年は61万5000オンスと予測していた。

   自動車触媒用とは、エコカーの排気ガスの浄化装置に使われているため、エコカーの普及に伴って、その需要はますます伸びる。自動車触媒用のプラチナはリサイクルできるのだが、需要が増えてリサイクルが追いつかなくなってきた。これに供給懸念が加わって、「価値」が高まっているというわけだ。

   どこまで上がるかわからないプラチナの価格だが、「プラチナ積立」(純金積立と併売)を販売する田中貴金属工業では、キャンペーンの開始から約1か月半で約2万件の資料請求があった。「(純金積立を含めた)全体では40%アップの伸びです」(貴金属部)というほどの好調ぶり。今後も継続して上昇するという期待感の表れともいえる。

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