2007年から人気ブランドとコラボレーションした高級携帯電話「ブランドケータイ」が話題になっていたが、販売価格が1000万円もする「超高級」が早ければ2008年秋にも日本に上陸する。世界最大の携帯電話機会社ノキアのブランド「Vertu」がそれだ。現在48ヵ国で販売されているが、日本ではほとんどしられていない。ほかにも高級ブランドが進出するという。本当に売れるのだろうか。
「ステータスシンボルとして買われる商品です」
高級ブランドケータイは売れるのか(「Vertu」ウェブサイトより)
「Vertu」はノキアのブランドで、世界48ヵ国で同ブランド専門店、百貨店、高級時計・宝石店のみで販売されている。宝石や貴金属をあしらっていることで「ラグジュアリー携帯」などとも呼ばれている。価格の中心は日本円100万円前後だが、高いものになるとオーダーメードで1000万円を超えるのだという。
関係者はJ-CASTニュースの取材に対し、
「ステータスシンボルとして買われる商品です。素材の良さ、完成度の高さを認めて買っていただきたい」
と話している。「Vertu」の従来の機種は、日本の通信システムと互換性がなかった。ところが、日本で利用できるW-CDMA方式端末を開発、満を持して日本市場に登場するわけだ。しかし、こんな高額なケータイは売れるのだろうか。先の関係者は、
「富裕層が主なターゲットになります。海外で認められているブランドですので、日本でも売れるのだろうと考えています」
ということだった。